1.HORIZONTAL by Uchida Shigeru for Pastoe

日本の様式美や、伝統、身体感覚などを現代的な解釈でデザインに多く取り込み80年代以降のインテリアデザインにおいて大きな功績を残した日本人デザイナー・内田繁。
同氏がオランダのPastoe社のためにデザインし2000年に発表されたHorizontalウォールシェルフです。その名の通り水平や地平を現すこのアイテムは、日本伝統の建築にて、座敷に座り目線を落としたときに見られる直線などからインスピレーションを得てデザインされたそうです。また、オランダにて起こったモダニズム運動デステイルにて多様された直線にも重なる部分があり、異なる背景の水平が重なり合ったプロダクト。まるで作り付けの家具のように空間に干渉しすぎずに収まるデザイン性の高さと、実用性を兼ね備えたそのプロダクトは空間に緊張感と輪郭をもたらします。オランダにて買い付けましたが現在生産はされておらず、またとてもコンディションの良い貴重なアイテム。
専用のステーを壁に打ち付け、ステー部に引っ掛けるようにして設置します。取り付けの際には壁の材質、耐加重を一度確認いただき取り付け可能な場所へ設置ください。

2.NOVALUX Wall Lamp

1948年創業のイタリアの照明メーカーNOVALUX。
現在ではイタリア国内外の美術館などハイエンドなライティングを手がけている同社。展示アイテムされているアイテムは同社のおそらく70年代のヴィンテージ品。ブラックのスチールで出来ている本体を壁に打ち付けて使用します。E26電球が使用でき、直付仕様にも変更できます。熱がこもりやすいのでLED電球のご使用お願いいたします。
イタリアながらバウハウスなどのソリッドな印象のウォールランプです。

3.White Glass Wall Lamp

オランダにて買い付けたアノニマスなガラス製のウォールランプ。大きく丸みのある乳白ガラスが壁に一体化するようなどこか有機的なデザイン。象徴的に取り付けても、空間になじませても面白みがあるランプかと思います。
専用の金具を壁に打ち付け、ガラスをはめ込むように取り付けます。E26電球が使用でき、直付仕様にも変更できます。熱がこもりやすいのでLED電球のご使用お願いいたします。

4.Pendant Lamp by Mebro & Harvey Guzzini

80年代イタリアHarvey Guzzini社のラインナップの為に、パートナー会社であったユーゴスラビアのMebro社が製造したペンダントランプです。もともとは昇降式のワイヤーが付いてました。中央部のクロームの部分はそのためのハンドルです。機能は失われても、プラスチック製の大きなシェードにクロームの質感が面白く程よいアウトラインを作っているかと思います。透過性のプラスチックので出来ているので、全体をぼんやりと照らすことが出来ます。その為ペンダント用途のみならず間接照明などにしても雰囲気があります。E26電球が使用できます。また、熱がこもりやすいのでLED電球のご使用お願いいたします。
コード長もご希望の長さに調整することが可能です。

5.BIGO Floor Lamp by S.T. Valenti for Valenti

イタリアの照明メーカーValentiより80年代にリリースされたフロアランプBIGO。
つっかえ棒のように天井と床にテンションをかけ自立します。十字架のようにクロスしているランプ部分はくくり付けてある紐を調整することでポジションを変えることができます。存在感のある間接照明として空間に躍動感を持たせてくれます。
天井の梁や躯体など硬い部分にテンションをかける必要があります。取り付け時に天井高などを採寸するなどの作業が必要となるため、気になる方は一度NO AGEまでご相談ください。

6.Horn Collection Side Chair

西ドイツの家具メーカーHorn社より70年代に発売されたインドア/アウトドア兼用のチェア。同社が開発した素材ポリウレタンデュロマーという樹脂系の素材を成型して作られたこのチェアはとても軽くできています。また、その一体で出来た構造はどこか90年代のフィリップ・スタルクやジャスパー・モリソンのデザインに近いものを感じることができるもの面白い一脚。また、樹脂の色ではなく塗装を施しているためべた塗りのような質感もどこか樹脂性であることを忘れさせる雰囲気のある一脚かと思います。その独特な雰囲気を活かして、展示のようなプリミティブなテーブルとあわせても、シンプルなワークテーブルとあわせてもスタイルが出るかと思います。

7.Dining Table by Rene Gabriel

戦前から活躍しフランスモダンデザインの基礎を担ったルネ・ガブリエルが戦後の疲弊したフランス国民のためにデザインしたシリーズ。当時出来うる手法を用いて簡素かつ質の高い家具をより多くの国民の為に届けるという名目の元にデザインされました、分解が可能な点など戦前の家具に比べ簡略化された点が見られますが、よい意味でまだそこまで工業化された生産が現代ほど可能ではなかったためにオークの無垢材が随所に使用されています。また、脚と脚をつなぐ貫部分にクラフト感が残りとてもプリミティブな印象。当時でこそ簡単な家具であったかもしれませんが、現代ではとても贅沢なテーブルです。

8.ULISSE Stool by Ivan Loss for Sandrigarden

イタリアSandrigarden社より80年代に発表された折り畳み式のイス。・・・というより実はこれ「杖」です。
杖として仕様しながらちょっと一息つくときに腰掛けられるといったデザイン。発想の柔軟さに感服です。特徴的な三本脚がポストモダン的な雰囲気を醸しています。
経年によるプラスチック部の耐久が少し弱いため、通常仕様というよりオブジェクトやディスプレイ用途での使用をおすすめします。

9.Paper Tray by Roger Tallon

フランスのインダストリアルデザイナー、ロジェ・タロンがオフィスサプライメーカーのART ET BUREAUの為にデザインしたペーパートレイ。デザインとしても特徴的な大きなドットはトレイをスタッキングした時の視認性を高める効果もあり、またスタックした時にトレイがスライドして書類を取りやすくなるなど細部にわたる心遣いの効いた実用性のあるプロダクトです。

10.TOTEM Chair by Westnofa

ノルウェーの家具メーカーWestnofaが80年代に発表したTOTEMチェア。ほぼすべて木材で構成されていて、量産全盛の時代に珍しいクラフト感の強いチェア。アジアの雰囲気やウィンザーチェアの様なスタイルが程よくミックスされて気品漂う一脚。クッション性も高い為、座り心地もとても良いです。

11.Solid Wooden Chair

フランスより買い付けた教会などで使用されていたチェア。装飾的なチェアですが総無垢材で作られているので、派手さが落ち着いていてモダンな空間のアクセントになりやすいアイテムです。使用ももちろん可能ですが3本脚の為に少し注意が必要です。ディスプレイや店舗什器にもおすすめです。

12.Marble Stone Coffee Table

イタリア製の大理石のテーブルです。重厚な雰囲気が前面に出てしまう石材の家具ですが、こちらは天板の四方のテーパーや「く」の字の脚など抜けが多く程よく軽さが見えるコーヒーテーブル。とはいえど、重量はありますので運搬には注意が必要です。また、方脚の一部に軽度のヒビが見られた為に補修を施しています。スペースに余裕のあるリビングでは良いリズムが生まれて使いやすいテーブル。遠方への配送の場合は、一度ご購入前にNO AGEまでご相談ください。

13.Umbrella Lamp by Gijs Bakker for Artimeta

オランダにて90年代に起こった大量消費やそれまでの社会にデザインで問題を投げかけたムーブメント「ドローグデザイン」。そのデザイナー集団の中心人物であり創立者のハイス・バッカーが70年代にオランダArtimeta社より発表した照明です。その形の通り降りたたみ可能な傘で出来ていて、そこに光を当て柔らかい光を生み出すこの照明はスタジオなどで使用されるツールから着想を得たそうです。ドローグデザインの根幹である、モノを生み出すことよりそのモノからインスピレーションや気付きを与えることに重点を置いたデザイン。その発想の転換や柔軟さが既に現れているとても面白い照明だと思います。

14.SINTESI Tavolo Lamp by Ernesto Gismondi for Artemide

デザイナーでもあり照明メーカーArtemideの創始者でもあるエルネスト・ギスモンディーによる「SINTESI」シリーズのテーブルタイプです。インダストリアルな要素と素材を使いながら、上品でエッジの効いたこのシリーズはどんなシーンでも不思議とマッチします。自立して程よい高さがあるためデスクのみならず床に置いて間接照明としても十分使えます。個人的には、光を灯していない時に太陽光で出来る影の格好良さがとても好み。
現在、展示を行っているUNEVEN HUB STOREの何処かにウォールランプタイプが使用されています。さて、どこにいるでしょう?是非探してみてください。

15.Terefill Table Lamp by Michele de Lucchi

80年代にイタリアで起こったポストモダンムーブメント、Memphisの中心人物であったミケーレ・デ・ルッキ。そのMemphis解散後90年代にMemphisの継続運動として彼が設立した実験的デザイン室、Produzione Privataよりリリースされたテーブルランプ。クラフトマンシップや自然観察、文学などの文脈をデザインに大幅にとりいえた90年代のデ・ルッキの作品は何処か有機的で生き物のような佇まいをしています。
こちらのランプは特徴的な三本のコードがねじれる様に前面より垂れていくデザイン。隠すことが前提にある配線もデザインとして捉える既存のデザインを常に問う、Memphisの精神が見えるランプかと思います。
日本ではあまり一般的でないE14電球を使用します。白熱球使用なさらないでください。
またデザイン上配線の交換が出来ないために、アダプターを使用する仕様となります。




 

Posted by:noage

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