2020/8/14-16
Dhal HomesのNO AGEが担当させてもらったアーカイブと記憶です。
全体像や、こちらで紹介されていないアイテムは是非こちら(Dhal homes)からどうぞ。
今回は名古屋・大曽根にあります厚進マンションの一室を
Dhal homes より引用
顔の見える住まい作りを目指し、住むことをよりリアルに考え、顔の見える方々と一緒に住まいを作り、空間をご提案、ご提供する
をコンセプトにDhalさん主導のもと設計から内装をデザイン。完成後、実際の生活をイメージできるように家具を入れ、入居者を募るといったイベントが行われました。NO AGEではその一部の家具を提案させていただき、空間作りのお手伝いをさせてもらいました。
壁面に大きく配分されたLaki Senanayakeのドローウィングが印象的なベッドスペース。こちらにはArne Jacobsen デザインのAJ Royal 500 Light Greyを。
ぼんやりと天井に漏れる明かりが、ホテルライクな空間を強調するような効果が生まれました。
ベッドスペースの正面、リビングスペースには小ぶりな東ドイツ製サイドボードを、オーディオキャビネットとして配置。天板に乗るBraun のヴィンテージオーディオがコンパクトに収まり、ソファーに座ってゆっくりと音楽を楽しむ空間が出来上がりました。
実際搬入後に僕もここで少しゆっくりできましたが、窓の外を眺めながら数分間でもボーっとできたことが、なかなか印象に残っています。気持ちいい。
壁面にはアイキャッチーなEllsworth Kelly のヴィンテージポスターを。
コンクリート壁のソリッドな緊張感がほぐれたような気分。
リビングとダイニングを結ぶ線上にTomadoのボックスに入った書籍コーナーを。このTomadoの何気ない様に見えるプラスチックボックスは結構優秀で、写真のような大判の本、12インチのレコードなどかさ張りがちな物も良く入ります。またスタッキングできるので、意外とコンパクトで取り出しも楽です。
車に積んでおけば、ちょっとしたアウトドアにも重宝したり。
買い付け中、缶詰貯蔵箱に使っていたのはここだけのお話。
とにかく使い勝手が良いってことです。なので、早々に売切れてしまいました。
また次回の入荷をお楽しみに!
ダイニングスペース。
間取りからして想定は2人だったので、キッチンカウンターやその他造作家具と合わせたオーク材のデンマーク製エクステンションテーブルを壁付けに。普段は軽やかに、来客時大きく迎えられる可変式のテーブル。
全体に木材の印象を持たせすぎないよう、シックな質感のRené Herbst のスタッキングチェアとオランダ、Anviaのウォールランプでアウトラインを出してみました。
横からの照明のアプローチは、天井の低い空間にはとても効果的。垂直的な照明のアプローチに疲れたら是非試して欲しい形です。
お誘いを頂いたのは、まだ寒さの残る時期でした。
当初の予定より開催は延びてしまい、また昨今の状況下で広く皆様にお伝えできなかった部分で少し戸惑いはありましたが、無事入居される方も決まりホッとしています。
と同時に、Dhalさんを始めアイディアに溢れた顔の見える方々と空間を共に作り上げていく作業に参加させてもらうことができ、とても刺激的でした。
すごく安直な表現ですが、やっぱりこうやって空間を作っていくことはとても楽しい。これに限る様な気がしています。
お誘いいただき有難うございました!
次回・・?があるかも、、なにはともあれまた是非。
〔 Dhal Homes 〕
<デザイン/施工>
ASANO WORKS
<コンセプト/デザイン>
Dhal ( https://www.dhal.jp/ )
<協力>
株式会社 厚進
<家具協力>
NO AGE
Photo by @uneven_bata