古着屋 rhythm.war*p のプロジェクトpost-vintage。
2018年よりスタートしこのプロジェクトですが、 ”オリンピックキタイ”をテーマに掲げた一連の作品群の最終章、2020年の年間テーマ ”2020/2050” の映像がローンチされました。

突然でなんのこっちゃわからない方が多いかと思いますので少し説明を。
rhythm.war*p は名古屋の大須にある古着屋さんです。ギャラリー(現在は閉鎖中)を併設した、一重にただの古着屋とくくることのできない不思議な空間。レディース中心のお店なので柔らかい印象を受けますが、アグレッシブに、時に反逆的に、ファッションを通して様々な角度から声を投げかけている様なお店。

そんな rhythm.war*p 提唱するpost-vintageというプロジェクトがあります。
以下 rhythm.war*p のwebより抜粋したコンセプト文です。少し長いですが、ちょっと読んでみてください。

concept
 「過去と現代のイマジネーションの融合」

古着屋rhythm.war*pがリリースするpost-vintageは、多様なアーティストと共に古着に”今”を吹き込み、時間軸を超えたコミュニケーションの可視化を図る作品群です。 またそこに感じる生命(エネルギー)を探求するものです。
 
古着を扱っていると素晴らしいアイデアに遭遇します。それは時間軸を飛び越えた(war*p)コミュニケーションのように思えるのです。 そして、時を越えたコミュニケーションには生命(エネルギー)を感じます。

私の娘は0歳の頃から、ある特定のタオルのタグに執着しています。娘はそのタグをアッタちゃんと呼んでいます。
アッタちゃんは娘の心を落ち着かせるだけではなく、娘は話しかけたりごはんを食べさせたり、まるで生きてるかのように接するのです。
娘が3歳の頃、アッタちゃんは生きてるの?と問いかけたことがあります。すると彼女は当たり前のように頷くのです。
しかし4歳半になる娘に同じ質問をしてみると、少し考えて「生きてない」と答えるのです。

既成概念に捉われることのない人間にとって生命とは、より情緒的な結びつきのあるものを示すのではないか。それは人知を超えた感覚的な何かが生み出す生命性ではないだろうか。

一般的な生命の定義はDNAを持ち増殖代謝するものと言われています。しかしそれらは人間が定義したものであって生命の定義に縛られない見方をしたとき、私たち人類が地球に依存する生命体であるなら、人間を魅了しヒトに寄生しながら時を超えて存在する古着も生命体と言えるのではないか、と仮説します。
またその惹きつける物質としてのエネルギーに生命性を感じるのです。

私にインスピレーションをもたらす古着という物体にも感覚的な何かが存在するのです。そして古着という過去のアイデアと交信することは一方行ではあるが時間の超越と言えるのではないだろうか。

以上の仮説から様々なアーティストの鋭い表現力を用いて、生命体の持つ”感覚”を古着に写し出し、古着に感じる時を越えたコミュニケーションの可視化を試みます。
 また、post-vintageは、アパレル業界の枠を超え、様々な分野のアーティストやパフォーマーを感動させ、彼らの表現を媒体として広がっています。
これらの共鳴は、再び時を越えて感動を与えるアイデアとなって生き続ける可能性を同時に探っていきます。


 
“post-vintage” is the artwork that vintage clothing store rhythm.war*p attempts to infuse vintage clothing with the present age by collaborating with various artists, and to visualize the timeless communication I also explore the life (energy) I feel there.
When dealing with vintage clothing, I often encounter brilliant ideas.
They are like the communication beyond the time axis(war*p). In addition, I feel life (energy) in them.
My daughter has obsessed over the tag of the specific towel since she was born. she calls it “Atta-chan”.Atta-chan not only calms her mind. She speaks to it and feeds it as if it were alive.
When she was 3 years old, I asked her, ”Is Atta-chan alive?” Then she nodded with no doubt.
When she was 4 and half years old, I asked her the same question. She answered ” it’s not alive” after thinking for a while.
For the people those who are not bound by preconceptions, a life may be described as something more emotionally connected. I consider that it is a life created by something sensuous beyond human knowledge.
It is said that the general definition of a life is an object having DNA and subject to metabolism, but it is defined by the human. When we are free from this definition, and if human beings were the living things depending on the earth, it would be possible to say that the vintage clothing attracting us and depending on human beings are the living things. In addition,  we probably consider such attractive objects as the living things because of their energy. 
I believe that there is something sensuous in vintage clothing that inspire me. Moreover, to communicate with the past ideas in the vintage clothing can be considered as transcend of time although it is one-way,
post-vintage has inspired artists and performers in various field beyond the apparel industry and spread out with the help of their expressions as media.  I will explore the possibility that such resonances will keep living as ideas inspiring us again beyond time.

https://www.rhythmwarp.com/post-vintage より引用



お気づきの方や、既に知っている方もいると思いますが rhythm.war*p は奥さんのお店です。あまり冒頭から”奥さん”と言いたくなかったので、あえて伏せましたが事実なのでここで。というのも、別に彼女と不仲だから等々、そんなワイドショーが好きそうな理由じゃありませんよ。

rhythm.war*p (は彼女の化身の様な者)として行っているこの先進的なプロジェクトをしっかりと紹介したかったからかもしれません。

「古着が生命性を持つ」と仮定することから始まり、 古着を通して時間の超越を具現化し、そこに感じる生命性や、テーマを通して既成概念を問うpost-vintage。今後の2050年までの30年間をオリンピックという世界的イベントを起点に、先の30年を見つめなおしていくことをサブテーマにした作品群。

今までは写真やブックなどのヴィジュアルをリリースしてきたpost-vintageですが、今回は映像のリリースです。

パフォーミングは名古屋を拠点に活動するアーティスト松山昴史さんがpost-vinatgeのコンセプトを表現。
また、染色デザイナーのnonco.さんが染めを担当されています。
音楽はpost-vintageの世界観を表現し、シンガーソングライターの青谷明日香さんによって書き下ろされた” Adiaŭ “

音楽、パフォーミング、染色異なるジャンルが同一のコンセプトのものとそれぞれにpost-vintageを表現した作品となっています。
是非(許される限り)音量を大きめに、視聴してみてください。

出展: https://www.youtube.com/watch?v=r9GWtPLtJ0U


ーpost-vintage2020オリンピックキタイ”2020/2050”に寄せる想いー 主にヴィンテージの基準となる30年という年数から、2020年~2050年の30年に目を向けるものとして”2020/2050”を年間テーマに掲げます。
日本では2050年までに温室効果ガスを80%削減することを目指しており、世界各国で削減を目標にしています。地球環境問題が叫ばれる今、人類にとっての30年は長期に思えても地球環境で考えたらほんの一瞬の出来事。 post-vintageが少し先の未来を想像することや世界の長期目標に一人ひとりが目を向けていくことのできる作品群になることを狙いとしています。
2020年のヴィンテージアイテムはJUMP SUITをセレクトしました。 日本では”つなぎ”や”ALL IN ONE”とも呼ばれ、繋ぎ・一体・飛び越えることを連想させるように、”2020/2050”の年間テーマに基づいて言葉遊びをしています。 東京2020オリンピックが30年後に希望を与えるものであってほしいと願いを込めて古着に”今”を吹き込みます。

以上の想いは、COVID-19により世界が未曽有の危機に陥る以前に掲げたものです。 東京2020オリンピックが延期となり開催自体も危ぶまれる現在ですが、本来開催される予定であった2020年のインパクトをポジティブに捉え、オリンピックという人類の祭典を問い、人類として少し先を想像していく一助となることを願ってpost-vintage2020をリリースします。

https://www.youtube.com/watch?v=r9GWtPLtJ0U より引用


rhythm.war*p はいつもインスピレーションに溢れています。僕には考えも付かない角度から、日々いろんなものが降って来ます。こりゃ大変です。
比較的近いところにいる僕ですが、その独創性から刺激を与え続けてくれる存在。結婚していますが、お店を守る一人の個人として大先輩で、尊敬する表現者であり、よき理解者でもあります。NO AGEは(というか多分、僕が自身が)彼女なくしては存在し得ませんでした。

表現すること、様々に方法があったように思えたのはつい数年前だったのだけどいつからか単一のローテーションで、とても限定的に思えてしまうこの頃。
そんな表現することを少し、思い出させてもらった様にも感じます。
そんな rhythm.war*p の息吹post-vinatgeを感じてみてください。








rhythm.war*p

web: https://www.rhythmwarp.com/
instagram:
https://www.instagram.com/rhythmwarp/

rhythm.war*p / post-vintage

web/ https://www.rhythmwarp.com/post-vintage
instagram:
https://www.instagram.com/post_vintage/
Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=r9GWtPLtJ0U

Posted by:noage

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