店の前のサルスベリが葉が落ちて、入り口から隙間風と一緒に店の中に入ってきました。
今朝食べたコーンフレークが、こんな形だったななんて情緒の欠片も無いことを思い浮かべます。

まだ秋の雲が空を覆う、冬の訪れがとても好きです。

落ち葉を集めて焼いたさつまいもの新聞紙の焼ける匂い、モントリオールの紅葉とバンクーバーの憂鬱。
どれも過ぎた事だけど、僕にもまだあの頃の嗅覚が残っているんだなと、なんだかそんな余韻に浸りたくなる季節。

4歳になる娘が「エモい」という言葉を覚えました。
「叙情的ね」とは4歳には文学過ぎるし、「心の琴線に触れるね」と言うには彼女はまだ舌足らずなので、「エモい」くらいでちょうどいいのかな。

いずれにしても彼女が感じていることを言葉で聴けるのは、嬉しい。
言葉は生ものなので、形を変えたり、腐ったりもするけど、一つ一つ宝物を集めるように言葉を覚える彼女と、そんな微妙な感情を言語を介して共有できるようになったことが僕にとってかなり「エモい」出来事だったわけです。



Death Cab for Cutie – Lightness
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Posted by:noage

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